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第十二回「れ2でん」

自分に恋人がいる時は、

ああ、俺の曲はカップルでイヤフォンを分けて聞いて欲しいな、とか願ったりするけど

自分に恋人がいない時は、

はぁ?リア充に俺の曲がわかんのかよコラァってなる。

なんて最低な性格だ。

因みにだけど、今作ってる次の作品は独りぼっちで寂しい誰かに聴いて欲しい歌ばっかだなぁ

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列伝ツアーが始まる。

何てったって俺、2回目だからね。史上初なんだってよ、二回も出た人。
どうだ、すごいだろー。。

とか強がって言ってみたけど。

本音は全然違うところにあるんだ。

俺がツーを結成する上で原動力となったのは、

「過去の自分を乗り越えてやる」って云う強い思いだった。

それは、かつての自分の歩んできた道を愛してるからこそ、生まれてくる感情だった。

大切にしまった思い出たちを、回想しながら歳を取って行くことが嫌だ。

このままではそうなりかねない予感がした。今を生きることができない気がした。

乗り越えるしか道はないんだと悟った。

エピソード1に詰まっている素敵な出来事も悔しかった経験も、全部まとめて俺がエピソード2で背負ってやる。

その為にはまた同じ土俵である、バンドで戦わなければならない。

もう2度とバンドは組まない、なんて宣言してたのは色んなことから逃げてただけなんだ。

背を向けて見ないようにしていただけだ。

結局、俺はバンドマンに憧れていた15歳の時と何ら変わってない。

ただ小狡く、本当の気持ちに嘘をつくのが上手くなっていただけだった。

奇しくもメンバー全員2回目のバンド。

さぁもう一度、俺らの手で第二章の物語を紡ごう。

そんなことを抱きながらスタートしたのがバンド、2。

正直結成してからずっと列伝に出たかった。今の自分と今の仲間たちで、あの景色を見たい。

それこそがツーの根元なのではないか、と自分勝手に感じていた。

冒頭では凄いだろ、だなんて抜かしたけど本当は真逆。

二回も出るなんて、一回で自らを出し切れた他のバンドからしたら格好の悪いこと。

俺は若くしてその場に立たせてもらったのにも関わらず出し切れなかった。

今も古傷は痕に残ってる。同じこと繰り返してたら、かつての自分、かつての仲間に笑われる。

後悔や屈辱、そしてそんな若き日の甘酸っぱい記憶への強烈な羨ましさ。

この旅は俺にとって自分への反撃の旅。今を生きていく証。

リベンジとはまたちょっと違う。

挫折を味わったものにしかわからない叫びを体現したい。

俺みたいな屑がもう一度輝けたら、どんな人だって

あいつが出来たなら自分も立ち上がれる

って思えるよな。

そんなバンドでありたい。常に敗者復活していたい。

どうぞ、よろしく。

P.S
あんまりこういう真面目な話、ブログでしたくないんだけだなぁ。
うん、若干恥ずかしくなってきた。まぁいっか。

photo by 元 (HELL)

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